雑感1

お久しぶりです。本日は取りとめもないことをつらつらと。

最近はEugine Mc Danielsの超古典"Headless Heroes of the Apocalypse"を今更聴いてロックなんぞもう聴かん!と興奮したり、深夜にElliott Smithを聴いてこの音楽は一生僕に寄り添ってくれるんだろうなあ…としみじみしたり、なんだかふわふわしています。

「音楽中毒」「音楽聴かないと死ぬ」という姿勢を出している人をたまに見ます。別にそれはその人の自由だからいいんだけど、そんなに音楽ばっかり聴いてると疲れちゃうよ、と思う。
そもそも、「音楽中毒」というのはiPodが出てきていつでもどこでも、何曲でも音楽を持ち運べるようになったから生まれたんじゃないかな。イヤホンを装着すればもうあなたは外界の音から遮断される。でも、無限にループする空間に自閉することって健全なのだろうか。

音楽をまったく聴かない日がけっこうあります。本当に、聴きたいとまったく思わない。別に音楽なんて聴かなくても生きていけるし、No Music, No Lifeとかふざけんじゃないわよ、と思うんですが超いい曲を聴いたらやっぱり感動するわけで。そこらへんは僕の中でとってもアンビバレントなのです。

ロラン・バルトが音楽には二種類あって、演奏する音楽と聴く音楽に分けられる、これら二つは全然違うものだ、とシンプルだけどすごいことを言っていて、デバイスばっかり発達した今の時代は聴く音楽に偏ってておもしろくないのかなあと。もっとみんなが気軽に楽器を弾いたり歌ったり踊ったりできる世の中になればいいなと思います。歌うことやダンスすることは人間の根源的な欲求だしね。



人生で見てきたライブ動画の中で最も笑ったもの

演奏開始→と思ったら退場→脚立持って再登場→客席に突き立て広げろと必死でジェスチャー→伝わらない→やっと広げて神輿状にして客席に突撃→興奮した客がマイクを奪う→マイク奪還→腰振り

の一連の流れは何度見ても笑ってしまう。バンドの演奏とおっさんのパフォーマンスは完全に切り離されていて、それでもよく耳を澄ませると後ろでなんかテクニカルなことをやっている、というシュールさ。客がなかなかマイク返さないからちょっとキレて突き飛ばしてるしね。
このバンド、僕は大好きなのに友達に知ってる人が誰もいない。というか日本のメディアでもほぼノーフィーチャー&来日経験なし、のよう。こんなにポップでキャッチーでおもしろくて変態で(たぶん)頭もいいのに。アーケード・ファイアに騒いでないでお前らでんぐり返ってレ・サヴィ・ファブを聴け!