キープ・イット・リアル?

最近改めて、日本にヒップホップは定着していないし、これからもすることはないだろうな、と思いました*1。もちろん、日本のヒップホップファンは世界有数の熱心さでしょう。僕が意図するのはそうではなく、ヒップホップという文化の社会的な受容がなされて…

君の、未来へ、つながるレアグル中心

4月になりました。三寒四温も治まり、新しい季節。今回は軽めに最近聴いたレコードをいくつか。 Martha High / Martha High(1979)もともとジェームス・ブラウンのバンドで歌っていた人らしくプロデュースもJB。ノリのいいビートに決まる必殺の泣きメロはとに…

ピックアップ:Brothertiger, "Lovers"

個人的に、チルウェイブと呼ばれるジャンルは好きではない。 「はいはーい、アートっぽいことやってるでしょ、お洒落でしょ」というスノッブさが気に食わないからだ。アートをやることに否定的なのではない。 やれアルバム・コンセプトがどうたら〜とかやれ…

素晴らしきブレイクビーツの世界

サンプリングの道も、ブレイクビーツから。 以前サンプリングについての雑な記事を上げましたが今日はヒップホップの核とも言えるブレイクビーツについて書きたいと思います。 ブレイクビーツとはその名の通りビートを分解(ブレイク)して作ったものです(なん…

2013年、この5曲

新年明けましておめでとうございます。年末から年始にかけてネット上に数多存在する各音楽ブログでは年間ベスト的な記事が続々と更新され、僕はそれを眺めてただ「はー、これが流行ってたのかあ」なんて思っていました。そこでこのブログでも一応、昨年のま…

漂っていける、大丈夫だ。

モデスト・マウスというバンドが大好きです。 何が好きなのか、と聞かれると全部としか答えようがないのですが、強いて言うならその「空気感」でしょうか。うまく説明できないのですが、彼らの音楽は寒い極北の草原に一人ぼっちでいる様を想起させます。この…

雑感1

お久しぶりです。本日は取りとめもないことをつらつらと。最近はEugine Mc Danielsの超古典"Headless Heroes of the Apocalypse"を今更聴いてロックなんぞもう聴かん!と興奮したり、深夜にElliott Smithを聴いてこの音楽は一生僕に寄り添ってくれるんだろう…

そろそろ梅雨

NAVERまとめって便利ですね。「本田翼」ですとか「石原さとみ」と入力しただけで幸せになれるのでよく使います。 画像だけではなく、特に音楽まとめなんか、すごくいい記事があったりするので参考になります。 さて、以前おもしろいミュージック・ビデオを見…

Meet me in the dollar bin;1.泡沫バンド編

こんばんわ。異常な更新率の低さと共に細々とやっているこのブログですが、どれほどの閲覧数があるのでしょうか。まったく気になりません。なぜなら自己満足だからです。 さて、ブックオフという音楽好きにとってはとても素晴らしいお店がありますね。先日「…

ヒップホップっておもしろい。サンプリングとは

ものすごく久しぶりに更新しました。今日はサンプリングについて記したいと思います。サンプリングはヒップホップをあまり聴かない人にとってピンとこないかもしれません。 ざっくりと表現すれば既存の曲の気に入ったフレーズを切り取ってそれを自分の曲の中…

俺のヌンチャク

6月度ベストトラック(ヒップホップ編)Daylight / Aesop Rock (2001)ブルックリンの気鋭アンダーグラウンドMC。 サンプリングのセンスもさることながらバッキバキのフロウと複雑な詞世界が魅力。 アルバムのリードトラックはヒップホップの定番フレーズ"Yes y…

So-Men

The Chemistry Of Common Life / Fucked Up (2008)なんだか自分の中で食に対するこだわりはないようでやっぱりあって、その(価格)限界ぎりぎりのラインを下回るとどうしても許せなくなるのです。「そうめんほど価格と味が比例する食べ物はない」とは先日某掲…

フロイド・ザ・バーバー

ブロガーのすなる、ブログというものをつけ始めてみるなり。ブログはじめました。どうせ誰も見ないであろうので、どちらかというと備忘録的存在に留めるつもりです。それと、よく知らないアーティストを検索している時にこのブログの記事が表示されて、調べ…